「言葉では初めましてだね!やっと話せられた!」
***
数年前、僕はばあちゃん家に遊びに来てた。
ばあちゃん家は古いけど昔ながらの日本家屋?というやつでかなり趣はあっても古臭い。
遊びに来た夏のある日。
神棚に饅頭2つが供えられていた。
僕はお腹も空いていた事もあり、ラッキーと思って椅子に乗っかり手を伸ばすと饅頭の影で何か動いていた。
僕は驚いてバランスを崩し椅子から落ちて、ばあちゃんにはバチあたりと怒られてしまった。
この土地では饅頭が好きな神様みたいなものがいるらしく、いつも神棚に饅頭を供えているという。
神様ねぇ、八百万の神様みたいなもんだろうか?
そして現在。また僕はばあちゃん家に遊びに来た。
ばあちゃん家は相変わらず古臭い。
玄関が不用心にも空いてたのでそこから入りばあちゃんを呼ぶけど返事はない。
が、ふと視界の端に誰かいるのが映った。
僕は靴を脱いで上がり視界の端に映ったものを追いかける。
たしかこの部屋は神棚がある部屋だったか?
部屋には誰もいなかった。神棚には相変わらず饅頭が供えられている。
そういえば僕は昔ここで饅頭をつまもうとしたっけ、と手を伸ばすと――
「だめだよ」
いつの間にか側に立っていた着物を着た少女が僕を見て言う。
「マートウのご飯食べちゃだめ!」
***
マートウ【illust/19227984】が高位になりました。
急激に成長して人型になり、言葉が話せるようになりました。
でも言葉は幼稚園児~小学生までが話すような感じ。まだまだ知らないことたくさん!
身長は高校1年生くらい?
低位【illust/19227984】→中位【illust/19681732】→高位イマココ
企画元【illust/18916954】
素材お借りしました【illust/11678182】【illust/14924498】
キャプションは随時変更します。
何かありましたらお手数ですがご一報お願いいたします。
2011-09-09 17:14:15 +0000