JRになってから、特に西日本では色々な塗色が登場しては消えて行きました ▲全国同じ色だった国鉄時代の印象を塗り替えようという発想と意欲は買えたのですが、如何せん、現場中心のデザインでは配色加減に「これはちょっと・・・」と思わせるものも多く、もう少し「企業の主力商品」たる車輛への美意識を持って貰いたかったものです。その点、阪急の伝統は揺るぎないもので、沿線住民だけに止まらない人々の意識の中に、深く浸透して成熟しているのは素晴らしいことと思います ▲ここへ来て「復活」国鉄色流行の昨今ですが、相当前に故人となった身内が国鉄本社で長年そういう仕事をしていただけに、支持していただけることは嬉しい限りです ▲その会社別、地域別塗色の中で秀逸だと思ったのは、JR四国の一般・急行形気動車に施されたものでした ▲「青い国四国」といわれるイメージを大切にした配色は、爽やかさと親しみやすさを感じさせてくれます。小さな所帯なので、ステンレス外装のキハ54形も含めて、全ての一般・急行形気動車がこの色で統一されていたことも特筆できます ▲四国の気動車で楽しかったのは、全車輛に区名札が挿入されていたこと。国鉄時代から引き継がれた伝統(?)で、県別に色が変えられていました ▲行先板も、路線や区間ごとに色が変えられていたことも、特徴でしょうか。ここに描いた行先板は、色々な写真を参考にして文字位置なども極力実物に合わせましたが、所帯の一部(高松など)は必ずしもこのとおりではありません ▲偉そうなことを書きましたので、私も作画の配色には気を配らないとなりませんね;;;
2011-09-04 16:29:08 +0000