戦後より2年後、新生ヴェルメ王国領内、キアノ砂漠にて―――
久し振りだな、フリスノ…ごめんよ、此処に来るのがずいぶん遅れてしまったぜ。本当はロットのおっちゃんも一緒に連れて来たかったけど…107部隊の責任を全部背負い込んじまってさ…おっちゃんは今牢屋の中なんだ…すまねぇ。
他の107部隊の皆は、ヨルト姉ちゃんと共に俺の兄弟が厄介になってるバンリ隊長の部隊に再編されたよ、みんな元気にやってるぜ…。
そうそう、俺アイーシャと再会したんだ!
凄く元気だったよ、相変わらずで嬉しかったぜ…んで今はアンバールに住んでる。近いうちに結婚するって聞いた。大丈夫、きっと姉ちゃんなら幸せになれるさ…。
…俺は、何が変わったんだろう。一つ言えることは…信頼できる友達が出来た事かもしれない。俺が元そういう部隊にいて、人間じゃない事も知っててさ…それでも俺の事親友だって言ってくれたんだ。
家族とか、仲間とかとはまた違う感じだな…へっ、照れくさいぜ。
長話しすぎちしまっかたな…久し振りにフリスノに会えて嬉しかったからかもな。
…おやすみ、フリスノ、リヨナの姉御、そしてみんな…
俺はみんなの愛したこの国を守ってみせるぜ、何があっても…な。
砂漠戦後のシグルズ
砂漠での戦闘で敗走の後、怒りでアンバール側に特攻するつもりであったところをロットの鉄拳でたしなめられた。帝都防衛戦では先のキアノ砂漠でのショックが大きく戦闘に参加できなかったが、107部隊がアンバールの精鋭部隊に押されていると聞き周りの制止を振り切って研究所に実験配備された新鋭機エアニムハウトを駆りロットたちの支援をした。戦闘後、謹慎処分を受けている。
戦後
リディアL・Rとともに生科研から正式にP33部隊として配属。だが、旧107部隊所属という事でヨルトらと同じく当分監視付きに。その後、アンバール側からの呼びかけでアイーシャと再会を果たす。 テリアス統合軍が樹立した後、旧レルテアの守宮重工からの派遣調査員として配属された青空 翼と共に新型機体の運用試験などを実施した。後に彼女とは公私共に仲が良くなっていくのであるが…それは又別の機会に。
【補足】
●制服は最初に支給されたものを着ています。と、言う事は・・・?
●たまにはちゃんとした制服姿が見てみたいと言うフリスノの生前のリクエストに答えた彼であった。
●お供えのお酒はフリスノの好きだったウイスキー。
●腰につけているのはロットの鋭剣。戦後、ロットが彼に託した。
○胸を貫いているのは旧ジグモス・ジルベルト大佐機【illust/20662511】の腕、ということにしています。
(長文、乱文申し訳ありません。あと、設定的にまずかったらご連絡を!)
◎お借りしました!
P33部隊の新顔・青空 翼ちゃん【illust/21494140】フリスノ隊長【illust/20598733】ロットのおっちゃん【illust/20982127】ヨルト姉さんと再会を果たしたアイーシャ【illust/21460736】フリスノ専用WH2【illust/20665889】P33部隊の皆さん【illust/21537524】
◎多くの方に彼、シグルズを描いて頂き、見て頂き製作者としては大変嬉しく感じております!この場をお借りして、皆様に感謝の言葉を…ありがとうございます!アフターがあれば彼視点の作品がやや増えると思います。
…まだ彼らの物語は少しだけ続くのじゃよ。
2011-09-04 13:42:05 +0000