久方ぶりのUSO飛行機です。USOの時間軸では前回のパクリの続き。illust/18371766 illust/17283810 戦争をしなかった日本帝国がついに米帝の手下、もとい、お友達になって初めてのお買い物をしたわけです。ひこーきは資料がほとんどないのでイメージで描いてます。実機がないから何でもOK!(笑)
★以下に恒例のUSOを書き連ねますが、変態でアホの内容ですのでお暇な方のみお付き合い下されば幸せです。(長いです。)
【以下ヨタ話】
◎昭和45年1月、同盟条約の発効に伴い、日米両国間の軍事面における連携・協力体制がスタートした。この体制の一環として日本帝国は米国の政治的圧力もあり、装備運用等の共通化を図る目的で次期局地戦闘機に米国製の機種を選定する事とした。(これにより中島が提案していたJ13栄光(剛龍)の性能向上型は不採用となった。)
◎機種の選定に当たって日本側は当時最良と謳われたマグダネルダグラス社のF4の性能向上型、または海軍の後継機(後のF-14)を希望し、米政府もその方向で検討に入ったが、議会内には未だ反日感情が濃厚に存在し新鋭機の売却やライセンス生産に反対する声が多かった。当然、調整は難航し、困り果てた米政府は議会の承認が得られそうな代替案として西側のベストセラー、F104Gの改良バージョンを提示してきた。
◎F104は邀撃に目的を限定するならばF4よりも優れた面も多く、小型軽量で安価と言う点が軍部、特に軽戦を好み予算編成もままならない陸軍の興味をひいたが、初飛行以来、十余年を経た機種を今更次期局戦に選定するには同盟の象徴という点を割り引いてもあまりに無理がありすぎた。始めからあまり乗り気でない日本側が一旦、交渉を白紙化する態度を示したところ、突然、米政府とは別ルートで新たな提案が舞い込んだ。
ロッキード社が過去に米空軍に提案し不採用になったCL-1200をリファインしたモデルを売り込もうというのである。
◎「コレはクサイ!」この状況下において一企業が単独で交渉に出てくる事自体、ロ社と米政府が水面下で紐付きであることは明白なのだが、日本側が米政府の苦悩や立場も忖度し、一応、提案内容を慎重に審査した結果、意外にも使えるいう感触が得られたのである。
最終的に日本側審査委員会は安価で性能も不足無く、従来の日本の技術を本提案に盛り込みブラッシュアップの上、ライセンス生産する事が米側技術の習得や両国の関係強化に寄与できると判断した。
一方、米国政府はロ社と日本側の動きに連携し「旧テクの」F104の改造型の技術供与を行うという巧妙な言い逃れで連邦議会を説得し了承を得たのはいうまでもない。
◎ここにおいて不遇のモデルCL-1200はついに異国で陽の目を見ることとなり、KI-161陸軍47式戦闘機「飛燕Ⅱ」として採用、川崎重工でライセンス生産されることになったのである。
本機種の諸元やその後の活動については周知の事でもあるので割愛するが、140機の47式戦闘機は統合空軍に移籍した後も2007年に退役するまで日本帝国の空を護り続けたのである。
2011-08-25 14:14:18 +0000