・・・。
「コナ、行ったね。」
コナ姉様、行かれましたね。
「さて、ティカや。」
はい?
「お前も何か隠しているな。」
あら?わかりました?
「な~んか、変な気配がする。」
ティファや、はいっておいで。
「はい。ティカ大婆様。」
「秘蔵っ子の虹華のティファです。」
「虹」ね・・・、「黒い」ね・・・。
「何を仰います姉様。この子はとても虹色に輝いております。」
ん~ん・・・、何か違う。
「わかります?」
「竹取の大婆様だけが大魔女を育てられるわけじゃありません。」
大魔女。
「はい♪大魔女です。」
・・・。
漆黒の娘、太楽の虹華のティファは寡黙に正座していた。
・・・。
<この子なら・・・、この子ならできる。>
モカはティファの眼を見て、そう感じた。
2011-08-13 13:15:57 +0000