コンクリートの翼の下で(1)

二毛猫

ロンドンの地下鉄、カナリー・ウォーフ駅構内の眺め。

大抵の地下鉄駅とその周辺は、実はそれぞれ特色のある小さな街路になっているのも面白いんだけど、ここだけは「どこの避難シェルターでしたっけ…?」的雰囲気があるので、ちょっと異質(商業機能は地上部にあるんです)。

1930年代の未来主義的モダニズム的精神が、大規模な鉄筋コンクリートの構造やステンレス鋼、LEDといったその後の素材を使って復活したような第一印象があって、「これは生き残りの独自進化か?」と頭ゴツンされた気分でした。考えさせてくれるという点で、脳の刺激にはなるけど。

相当の資本投下で再開発された、企業・商業地区のカナリー・ウォーフ自体、確かにシャープでスマートで押し出しは強いんだけど、温かみとかバリアフリーといった配慮には欠けるんだよなあ…よくも悪しくも、設計思想がよく出ている空間と場所づくり。

自前写真をPhotoshopで加工、ポスターエッジ・フィルター使用。評点ありがとうございます。(*・・*)

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2011-08-03 13:17:34 +0000