■今回のお題は「車掌という仕事」ですね。描く主役はすぐに決まったのですが、ぬわぁんと、そのまんまの絵がレイルマガジン誌07年9月号「最後の夜行急行銀河」で表紙になっているではないですか!構図も考えていたそのまま。違うと言えば、私の構想は表紙写真の左右対称だった、と言うくらいです。で、構想は一からやり直し。■結局、寝台特急「はやぶさ・富士」の門司駅での分割風景を描いてみました。縮小されつづけた東京・九州間ブルトレですが、ついにこの「はやぶさ・富士」のみで、東京から門司の間は両列車の併結運転により実質一往復のみとなってしまいました。これも将来の九州新幹線開業までというのは火を見るより明らかで、ブルートレイン各車両の車暦も考慮すると対大阪ブルトレも含めて九州ブルトレ全廃は避けられない情勢でしょう。■毎日粛々と繰り返される門司駅でのブルートレイン機関車交換と分割併合の光景が過去のものとなる日もそう遠い未来のことではないと思われます。■そんな思いを込めて、このイラストを描きました。できるだけさらりと描くことで寂しさを表現したつもりです。ちなみに、これでかつての東京・九州間ブルトレは完全制覇したことになると思います。■レイルマガジン誌へ連続投稿を始めて、初の未掲載となった記念すべき(?)作品です。
2011-06-11 15:13:36 +0000