いつものように出勤すると、作業机の隅に服を着て旅行カバンを持ったネズミのような生き物がいた。
目が合うと彼は帽子を取って会釈してきた。 こちらも会釈を返す。
なにかと腰の低い態度がなんだか田舎モノ臭い。
仕事中気にしつつも放っておくと旅行カバンに腰掛けたままこちらを眺めていたりお弁当を広げたり・・・
夜が更けて帰ろうとすると、彼はカバンからシュラフを出して広げ始めた。
ここで夜を過ごすつもりらしい・・・
一度は明かりを落としたものの、再び戻って彼を掴んで店を閉めた。
■特徴メモ・・・耳が欠けている・はだし・ゴニョゴニョとした早口じみた不思議な言葉なら発する・腰が低い・興味津々・おせっかい
■現在中位妖精。
■こちらの企画に参加させていただきます。【illust/18916954】
2011-06-01 15:55:51 +0000