◆第11号(illust/12293987)を作り直しました。
◆次回の投稿は5/7(土)の予定です。
【改正鉄道敷設法別表第111号】
『福岡県久留米ヨリ熊本県山鹿ヲ経テ宮原附近ニ至ル鉄道』
【沿線人口(線路から1km圏内)】209,838人(内未成区間148,579人)
【路線長1kmあたりの沿線人口】3,727人/km(内未成区間3,265人/km)
◆久留米から熊本方面へ内陸経由で向かう路線です。
◆昭和初期の構想では久留米〜山鹿の総距離が約44kmとされていたことから、国道3号線に沿ったルートであるものと考えられます。ただしこれは相当直線を多用しなければ成し得ない数字なので、現実にはほぼ無理です。
◆国道3号は峠越えのあたりがだいぶ狭隘なため、単に久留米から山鹿に向かうだけなら九州自動車道に沿った九州肥筑鉄道を経由するルートの方が望ましいでしょう。しかしそれでは後日投稿する第113号と30km近く重複してしまうので諦めました。
◆鹿児島本線は大牟田周辺で海岸線を通ること(軍事的には好ましくない)や、鳥栖以南が複線化されたのが遅かったこと、久留米から熊本への最短ルートになることなどから、今号を幹線または幹線の代理ルートとするべきという意見も多少なりともあったようです。なので心持ち線形をよくしてあります。勾配も20パーミル区間がわずかに存在するぐらいです。
◆筑後上津〜広川はやや起伏が大きい地形で、盛土や掘割が多めに必要となります。
◆筑後福島駅は廃止された矢部線のものと同じです。
◆宮原(みやばる)とは山鹿温泉鉄道の駅で、1921年12月1日まで同線の終着駅だったため終点として指定されたようです。国鉄宮原線(みやのはるせん)とは何の関係もありません。
2011-05-05 08:40:09 +0000