露天の影から伸びる汚れた手が、服の裾を掴む。その目は何かをたくさん見てきていて、なにかをたくさん欲しがっていた。しかし、残念ながら、赤く安価な今日の鉱石は籠にとどまり、温かいみつまんに変化しない。無口なでくの坊は、薄汚れた、やぶれた、ちぎれた、土臭い、あかぎれた、冷えた、鼻水をたらした、掠れた声を抱きしめた。間に合わなかったけどハグタイム鉄錆鼠さん illust/16789933 が、かわいすぎて・・・
2011-04-02 17:05:16 +0000