憐れな裸■ゾク族という人々を理解するには、彼ら独自の生活に根ざした精神風土を理解することが欠かせない。（中略）ここでは、彼らの生活習慣の解説を通じてゾク族の本質の理解を試みたい。（ヴィンセント・オルセン『ゾク族史概論』序文より） ■獣葬。ゾク族は死者の肉体をイサをはじめとする獣に与える事で弔いと為す。彼らは憚ることなく嘆き悲しみながら、伝統的な喉歌で死者を送る。獣らは力の序列に従い、死した者の肉を口にする。こうして獣を通じて、死者は生者の暮らす自然の一部へと還るのだ。自然に対し、親しみと畏敬の念を抱き続ける「自然崇拝」の発露のひとつとして考えられる。（前出『ゾク族史概論』４章 自然崇拝 より） ■左から、イナイナイ・ヴァ、シバクの許婚、シバク・デ、モブ、モブ、ガルガディア兵を発見したゾク族の少年、三章オトーに助けられ生き延びたゾク族の子供、ラーメ・ン、キムスメ・ン、ゾク族のシャーマン（トチオト・メ）、オトーの友人、オトーの妻オカ・ン、ギューニの妻ナマニ・ク、奥にモブ、ギューニ・ク、バレイ・ショ、二章の冒頭でイサを亡くした男、支え合うモブ、地面を叩くモブ、老人モブ、女性モブ、空を仰ぐモブ、片足を失ったモブ、エイユー・コーザン・ハウマッチ、コノエキシドー・プライスレス。画面外、今回の画像に挿入した文章を書いたのは、ヴィンセント・オルセン。 ■登場人物へのリンクは小説機能へ入れ込みました。【novel/229955】 ■大きい画像【illust/17679222】 ■文章：ｄｉａ【user/696438】 ■前【illust/17618261】
2011-03-27 07:33:39 +0000