4式中型装軌貨車に75mm対戦車砲を搭載した自走砲。試作された2両とも4式中戦車と同じ、ボフォース高射砲改造地戦車砲を搭載したとされるが、2号車は88式75mm野戦高射砲改造対戦車砲を搭載したとする文献も存在する。登場があまりにもおそすぎた、和製マルダーI(装甲輸送車である37L ロレーヌ牽引車に改造したソ連製、F-22 76mm野砲を搭載した車輌)しかしそれでも生産体制や計画はそれなりにすすんでいたと言われている。もっとも対戦車砲を必要数調達できたかは疑問である。砲の旋回範囲が極めて狭く、装甲も薄いので戦車壕からの待ち伏せ攻撃が無難だと思われる、さらに車輌後部の砲手はむきだしで極めて危険だった。
2011-03-17 17:25:37 +0000