これが、彼女の人生最後の敗北であり、人生の終着点。虚とそれ以外の線引きをする絶対権限を試験的に行使していた彼女は堕ちてゆく…、虚無へと。自分を倒した正体不明の敵の剣筋を反芻しながら…、銀鱗亭の一室にて駆動させている再構築魔法の駆動を止めないようにしながら…。旋律と虚無へと回帰する中、人間の私ではこの力は掌握できない事を理解した。―願いと祈りよ…―…時間はないけど…勝てる、彼女はそう確信した。 ◆アンケート有ります、もふもふ
2011-03-12 10:00:17 +0000