【PFⅤ】第三章 戦場【ゾク族】

憐れな裸

里へと駆けたオトー・ンは、その道中にゾク族の母子を保護し、向かってくるガルガディア兵を斬り倒していた。坂を駆け上がり来る敵の矢が、幼子の母を貫き命を奪う。多勢に無勢。戦場に、火のついたように泣き叫ぶ幼子の声が響いて渡る。護るべきもの、護り切れずに失ったもの。それらを背に負い、オトーは重き刀を振るう。    ■軽いおさらい : オトーは想う。見知らぬ土地に生きる人々の生と思いを。【illust/17091440】 → 広げられた書状には、コーザン領を守り抜くことが叶ったなら土地の権利を与えるとの契約が記されていた。【illust/17115862】 → コーザン領での協定を終え、ゾク族の山へのガルガディア軍襲来の報にイサと駆ける。【illust/17196952】  ■他キャラの動き:キムスメの決断【illust/17188948】 咆哮。そして、雪崩れだ。【illust/17245018】  文章:dia【user/696438

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2011-03-09 15:05:14 +0000