草の廃墟 ここには死してなお彷徨う者達が数多くうごめいているのだという。その地へ足を踏み入れると、どこからか楽しげな声が聞こえてきた ――ねぇ、知っている?貴方は知っているかしら?―― あぁ…この地に住まう火の精霊の誘いの歌だ。無下に誘いを断われば、どんな悪戯に遭うか解らない。「無知な私に、どうか貴方の知の加護を」そう言うと火の精霊は満足そうに一本の杖の話を教えてくれた。■冒険者【ノチェillust/17032536】■ファンタジー作品を描こう!企画【pixivファンタジアⅤillust/16194969】
2011-03-04 11:05:44 +0000