■森の中で一人の男を見かけた。男は何かを必死で追いかけていた。
「何を追っているんです?」「ハチです」「ハチですか」
確かに男の視線の先にはハチがいた。それも黄金色に輝く蜜蜂だ。
「あれは」「黄金蜜蜂ですよ。ようやく印を付けられたんです」
男と蜜蜂を追って森の奥に進むと、そこで見つけたのだ、黄金色に輝く蜂の巣を。
男は蜜蜂の攻撃などこれっぽっちも気にせず、平気な顔をして蜂の巣の一部を毟って来た。
私はと言えば、蜜蜂に刺されないように逃げ回るしかなかった。疲れた。
だが、男と共に野営をした際、男が取れたての蜂蜜でパンケーキを焼いてくれた。
一日の疲れを癒すには、もってこいの夕餉となった。
-とある旅人の手記より
錬金術師の依頼【illust/16689707】支援!非公式支援イベントのコチラ【illust/16892507】に参加です。
素材と一緒にお借りしました、ザヒさん【illust/16794134】
あれ?戦闘中じゃね?細けぇこたぁ良いんだよ、パラレル!なウチのクマ【illust/16590146】
2011-02-23 14:45:25 +0000