追憶のクモハ42@雀田駅
最後の旧型国電が定期運用離脱したのが2003年3月もう8年も前
今まで残ってたんだし、まだ残してくれるだろう?
思いとは裏腹に「もうすぐ終わりらしい」そんな噂を聞きつけて、最後の最後で出かけてきた
なんとか都合をつけて本山支線を訪れたのは2002年の9月。引退まで半年をきっていた
今でもそうだが、本山支線は基本的に朝晩だけの運転
この日は夕方の運用に目星をつけていた
すでに故障が頻発し、クモハ123が代走する日も多かった
インターネットは普及していたが、まだまだ情報に疎く
走っているかは行ってみなければ判らなかった
はるばる出かけていっても、姿さえ見れないかもしれない。結構、勝算の見えない賭けでもあった
JR東のクモハ12が引退した後、最後の「チョコレート色」の電車になっていたクモハ42
直接ツアーバスで乗り付けて、このゲタ電に乗る団体も多かった
小野田から単行のクモハ123に乗って辿り着いた雀田駅
果たして、待っていたのは美しく整備された戦前形20m旧型国電だった
雀田から長門本山へ、たった1往復。これが最初で最後のクモハ42の旅となった
幸いなことに、クモハ42001は現在も車籍を有している
イベント用ではあるが、本線運転も可能と言われるが、老朽化に伴い昨今動いたと言う話は聞かない
蒸気機関車の復活や動態保存維持は近年盛んになりつつあるが、こうした古い電車も積極的に動態運転して欲しいものである
>余談
このときはサンライズ瀬戸で高松へ。午前中に琴電の旧型車に乗りまくってから岡山、広島経由で夕方小野田へ
本山支線を往復した後は九州へ出て福岡から最終便で帰京という時間をかけずに金ばっかりかけた旅だった
車中泊1泊1日と言う感じwww
なお、引退の3月14日は四国の高松にいて、こちらも翌日、翌々日で引退の旧豊川の琴電820とかジェットカーとかに乗っている。今思えばいろいろと贅沢してるw
2011-02-10 01:48:08 +0000