—戦場にゴォンという激しい金属音が鳴り響き渡る。宙空を舞った影は大地に打ち付けられる寸前、身を翻し二度目の衝撃を免れ、ゆらりと起き上がった。 影は思った。さすがトライガルド皇帝、優秀なガードが控えているようだ、と。目の前の金色のヒゲ甲冑…それを護るように立ちはだかる少女を見やり不敵に笑う。それでこそ叩き甲斐があるというものだ。あのフルアーマーに秘められた音色を確かめずして退き下がる理由はない。 「ひとつ…イィ事を教えてあげる」鉄棍を構える。にじり寄るようにして間合いを詰める。「さっき…アンタらが撃ち上げたのは—」ふらついている。次の一歩が踏み出せない。「……私の…残像だ…よ…」 そう言ったきり影はその場から動かなくなった。 ■ここからhttp://p.tl/i/16407212こうきてhttp://p.tl/i/16423252こうなってhttp://p.tl/i/16458703こう ■お借りしました:“百合と刀”モモセ副長【http://p.tl/i/16219016】、ドン・ガルデール【http://p.tl/i/16193903】、囲まれてますトライガルド雑兵【http://p.tl/i/16251698】 ■鎧は丈夫http://p.tl/i/16379880 ■参戦企画PF5http://p.tl/i/16194969
2011-02-07 19:23:44 +0000