えっちなのはイケナイと思います!

Piで

「青少年健全育成条例改正案」

可決成立を受けて、TVなどでもやっと一斉に報道されはじめましたけど…
18歳未満に成人コミックを見せないなんて当たり前で、
あの条例改正は、都が作品を審査(検閲)し、
不健全図書に指定したものを発禁にするんじゃなかったっけ?!

もはや高度経済成長期は終焉し、時代は移ろい、
今 長い長い不況の低迷期に喘ぐ国内で
このような騒動を起こして
いがみ合っている時などではないと強く感じる中、
良くも悪くも社会は成熟しつくしすでに飽食状態のこの日本で
「過度」な表現を規制し、封じられた状態で
お上の監視の下に「表現の自由」などありえない。

条例可決にあたり、付帯決議がついたとのことですが、
法的拘束力がなく、…つまり「表現の自由」はオマケってことですよね。

何かを悪者にして、それを切れば、問題は解決するのでしょうか?
問題の根本を考えないまま、
規制派のみが寄り集まって作ったものを、
反対派の主張・意見を反映させず
これだけの騒動を巻き起こした上で強行し、社会が良くなるとでも?
混乱し、衝突し、人を敵視し心が荒れる。
何より今日びの青少年は、昔と違い無下な強行などすると
あがなわず引きこもり、返って逆効果なのでは。

民の意見は退けられて、政治が民に見放され、
若者は社会に絶望し引きこもる…
こんな条例は、益々悪循環を生むとしか思えない!

権力の介入など、百害あって一利なし。
何故今日、この閉塞感で息がつまる日本になったのか、
それは政治が民を振り回したからで、
今回の強行は、ぼく自身 政治には心底失望しましたし、
それはぼくだけではなく、日本中多くの人がそう考え
打ちひしがれているのではないかと思えるのです…。

今まで、そこにあることが当たり前のように考えていたのですが…
「自由」とは…こんなにもあっけなく、奪われてしまうものなのだと。

ただ…今回の件で、嫌が応にも自分の無力を突きつけられて、
もがき苦しみ………そして、
勉強させていただいた気はしているのです。

全てはこれから。正に今「戦い」がはじまったといっていい。
これからどんな無理難題で作品の表現を締め付けてくるか、
これが日本中に広がりを見せ、行政による規制社会になっていくのか?
抵抗せず、何も考えずに上から言うことに従えば、
どれだけ楽だろう…でも好きに描けなるなることほど
嫌なことはない!

抵抗し戦いながら…この言い知れぬ不安を抱えながら活動を…
自由に作品を見ることを、いったいいつまでつづけられるのか。
世界を視野に戦っていかねばならない厳しい競争社会の世の中で、
日本独自の文化、コンテンツ産業が…日本が内なる戦いに疲弊し衰退しないよう
一マンガを読みアニメで育てられた世代として、大いに憂慮しているのです。

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2010-12-15 18:25:26 +0000