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水銀「ほら、ご褒美よ。」 彼女はそう言うと右手で輪っかを作ってみせた。僕はそれがどういう意味かわからず首を傾げた。「ここに自分の粗末なものを挿入して射精しなさい。」 なるほどそう言うことか、ズボンを降ろし既に想像と興奮でいきり立つ息子を幽香さんの指の間に挿入した。しかし幽香さんは指を動かすわけでもなく、何をやってるのと言わんばかりの表情でじっと僕の顔を見つめている。「何をぼーっとしてるの、私が手でしてあげるとでも思った？自分で腰を振るのよ」 そうだ、この人は幽香さんなんだ。僕は再認識した。指に入れて腰を振る行為、それは端から見れば本当に惨めな行為だろうが僕は幽香さんからのご褒美というだけで頭がいっぱいだったからそんなことは微塵も考えられなかった。ふと快楽は痛みに変わった。指で作られた輪が締まっているのだ。「はやくイかないとちぎれちゃうわよ？」 その言葉を聞いた瞬間背筋が凍り恐怖で性欲がふっとびそうになる。しかし、イかないと取り返しのつかないことになるのだ。僕は必死に腰を振り、恐怖を快楽に無理やり変換し、そして、絶頂した。幽香さんはゴミを見るような目で「服が汚れたわ」とだけ言って僕の鼻を折った。
2010-12-15 07:07:18 +0000