幻のれいむ亜種「れいぬ」に遭遇したッッッ!!!

ただのゆ逆ファン
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ゆっくりって凄いですね。ほんと色んな種類いますもん。一つの種から色々派生した物もありますし(まりさつむり等)
そういう所謂派生種というのは大まかな性格は同じでも環境によって見た目、機動力、ルーティン等が違ってきます。
しかしそんな派生種がいる中、環境は通常と同じでも見た目他が異なる(わさが例。足りないゆは除く)が存在します。その中でも一部のゆっくりマニアしか知らないもはや都市伝説の域に達しているある幻のゆっくりがいるというのです。そのゆっくりは「れいぬ」と呼ばれその名の通りれいむ種から派生したゆっくりなのですが、しゃべることは不可能で「ワン」「ワォン」「ク〜ン」と鳴き、もみじ種の様に犬耳が生えており、さらに犬の様な鼻と口がもつこと以外は全て分かっていない不可解なゆっくりです。一説ではもみじ種との交配で産まれたキメラゆっくりである説や、単に突然変異で生まれた説があるのですが、いかんせん数がいないので真相にたどり着くのは数世紀先になりそうです。

れいぬについて語っていきましたが、これまでの話は私がゆっくり好きの友人や希少種虐待鬼威惨等の知り合いから聞いた話の大まかなまとめです。なぜこの話を聞いたのか……いや、この話を聞く必要があったのか、実は遭遇したんです。このゆっくりに……
というか、今は家の番犬(?この場合はおそらく番ゆ)になっています……
初めて出逢ったのはおよそ一年前の夏、新卒で都心部の企業に勤めたばかりの私は、色々な事を覚えなきゃでバタバタしておりました。失敗しては上司に叱責される日々、家に帰っても一人で心細く……そんな私の心を癒してくれたのは真夜中の散歩でした。住んでいるマンションの直ぐ側に河川敷があり、そこを主なコースとして歩いていました。穏やかな雰囲気の昼間とは打って変わり、怪しく恐ろしくなるのになぜか職質されない奇跡的な場所で、ゆっくりに例えると、ここは私のゆっくりぷれいすですね。
そんなこんなで、定番となりつつあった真夜中の散歩、あの夜を境にきっぱりとやめてしまいました。
夏季休暇中であったその日の夜は夏にしては少し涼しく、カエルとセミの大合唱がいつもより五月蝿く、河川敷に住む野良ゆが眠れないなどと嘆くちょっと変わった夜でした。
ちょっと面白い夏の風物詩かな?なんて思いながら軽いスキップなんかもしてみたり、今日は楽しい散歩になりそうだと歩いていると、「ワン!ワン!」と犬の鳴き声、外飼いの犬?と思いましたが河川敷から声が、ならば犬を連れて散歩?いや人の気配もないし、さては野良犬?いや今の時代にしては珍しいな…と思い声の方へ向かうと、外灯が照らす道にポツンと何かが……。遠くから見てもゆっくりだな、と分かりましたが、近づくにつれて疑問が出てきました。一見れいむ種ですが、犬の様な耳、鼻や口、犬の特徴を少し取り込んだ見た目をしています。野良ゆにやられたのでしょうか、土だらけ傷だらけで、片方のもみあげがもぎ取られて、髪もボロボロ。
私に気づいたのか、ビクッとなり少し後ずさり、「クゥ〜ン」と唸りました。ゆっくりは小学生の時にまりさを飼った(野良ゆと子供造って結局捨てたテンプレ)以来あまり関わりがなかった私でさえ、このゆっくりはただのゆっくりではないなと感じました。取り敢えず可哀想なんで、抱きかかえ自宅に連れ出しました。今思えば、一人ぼっちの寂しさに飢えてたのかもしれません。
早速汚れを落とす為、浴室へと向かいますが、防衛反応か「ワン!ワン!」と吠えだし、嫌がる素振りを見せます。あぁ、こういうところも犬なんだ…なんて思っていましたが、そもそもゆっくりは水に弱く、浸かるのはもちろん、かけただけでもふやけて死んでしまうことに気づき、すぐ浴室を出ました。危ない危ない。危うく殺してしまうところでした。仕方ないので汚れは乾いた柔らかいタオルで拭いてあげました。マシにはなりましたが、今度は傷が目立ってきます。確かゆっくりは甘味のある刺激のない飲料で治療ができるんだったな、と昔飼っていたまりさのことを思い出し、そういやオレンジジュースを使ったっけ……家に無い上に今あまり売ってないしなぁ……なんて思いながら取り敢えず残っていた、いいことしかないでおなじみのきりっとした天然水オレンジ&マンゴー味をトレー皿の上に置いたゆっくりの頭からジョボジョボと注ぎ込みました。すると「ワォーーン」と遠吠えの様な声をだしたと同時に、傷はみるみる回復していきました。
何とか艶のある髪、触りがいのある肌、舐めたいくらい綺麗な瞳となり、本ゆんも大満足。しかし、片方のもみあげは欠けたままでした。もしかすると生まれつき無いのかもしれませんが……。
取り敢えず撫でてみます。嬉しそうに私の手を頬ずりしてくれました。その表情は普通のゆっくりでは到底できない天使のような微笑み。可愛らしいな、なんて思いながら虐待鬼威惨だったらこの笑顔を歪ませたいんだろうな…と妄想。
この時はまだゆっくりについてあまり知らなかったので、自分の認識不足だろうと思い、翌日色々調べてみました。「耳が生えたれいむ種」「れいむ 犬」「犬のようなれいむ」等検索をかけて調べましたが、自分が欲しい情報はヒットせず……(もみじ種のゆっくりやれいむ種のアダルトビデオなどしか出てこなかった)。仕方なく、最後の頼み綱として、ゆっくりに詳しい知り合い達に「動物の耳が生えたゆっくりを登山中にみたんだけどよ…」「ワンって鳴いてた」なんて嘘を混じり尋ねると、
「マジ!?それ多分 (れいぬ) じゃね!?」
との返答が…
話を聞いている内に、あのゆっくりは稀に見ることはない幻のゆっくりだと判明して、驚きを隠せないでいました。
「あーあーお前あの時捕まえてればなぁ…そして加工所なんかに売ればしばらく遊んで暮らせたのになぁ…」
と友人に言われ、
「うっわぁ〜〜!まじか〜〜!」
と悔しい表情をみせます。演技で。因みにこの時、(こいつは知る由もない…俺の家にその幻のゆっくりがいることを…)なんて心の中で思ってました。
まぁ一人ぼっちで寂しいところに突如舞い込んだ可愛い私だけの天使。そう簡単に渡すものですか。
そんなこんなで一年が過ぎ、今ではれいぬは家の立派な番犬です。(まぁ結構上の階に住んでるんで野良ゆなんか入ってきません。)
さらにれいぬは部屋の隅に隠れていた家ゆを全て捕まてくれたこともありました。よっぽどの事以外はれいぬにお任せできてとても安心です。しかも帰ったら私に凄く甘えてくるんです。普通のゆっくりって半年もしないうちにおちびちゃんが欲しいとか言って野良ゆと子作りする場合がだいたいですが、鞍替えすることなく私に対して一途なのは素直に嬉しいです。
初めての土地、初めての一人暮らし、仕事の言葉で色々不安がありましたが、れいぬのおかげでこれからも楽しく過ごせそうです。

「ほぅーら、れいぬの大好きなすりすりだぞー」
「クゥーン♡」

※このお話はフィクションだよ!実際の人物、団体とは何の関わりもないよ!

#yukkuri#viewer discretion advised#ゆ虐#ゆっくり愛で#虐待描写無し#れいむ種#れいむ亜種#ゆっくり亜種#れいぬ#生態観察系か何か

2024-12-16 15:16:09 +0000