仮面ライダーダブル、今回の依頼は‥‥
◯[依頼人]久瑠間市在住 特状課客員 西城究
◯[依頼内容]「風都で数体だけしか生産されていない“マイ・ふうとくんver”のぬいぐるみが、久瑠間の中古ショップで転売されていた!転売した購入者を見つけ出して説教してやりたい(怒)」
◯[マイ・ふうとくんver とは‥‥]
人気アニメ・マーマーマンションの主人公のマイと、風都のご当地キャラクターのふうとくんがコラボしたぬいぐるみ。モノトーン調のデザインに赤い風車の飾りが際立ちマニアの間で注目されている。2014年夏に風都の映画館、Tジョイ風都の売店で数量限定販売された。
今回の依頼人は風都の隣街、久瑠間市に住むネットワーク研究家・西城究。彼の激推し人気アニメ「マーマーマンション」と、ふうとくんのコラボグッズに関する依頼である。
彼は久瑠間市内の中古ショップを探索していると、そこには風都で2014年8月に数体しか販売されていないはずの“マイ・ふうとくんver”が売られていた。Tジョイ風都で購入した後に、久瑠間市で転売していた不届き者を見つけ出したいという私怨‥もとい熱意が依頼であった。彼のネット検索をもってしても転売した人物を特定することは出来ず鳴海探偵事務所に駆け込んだ、とのこと。
依頼人の熱意に圧倒されていたが、ふうとくんとのコラボグッズの転売となると翔太郎も黙ってはいられない。早速、捜査を開始するが、この転売事件が地球存亡に関わるドーパントとロイミュードの事件に発展していくこととなる
[メモリの種類]I(INFINITY):∞の記憶
[メモリの使用者]マーマーマンションのマニア
[メモリの能力]
テラー(恐怖)に極めて近い特性を持つインフィニティ(∞)の記憶を備えた最強クラスのドーパント。その能力は、材質・サイズに限らず物体を無制限に増殖させること。質量保存の法則をも無視して万物創造を行うという、神の如き力を持つが、インフィニティ・ドーパントはその力をある目的に使用していた‥‥
それは自宅に一体だけある“マイ・ふうとくんver”のぬいぐるみをコピーして保存用・観賞用・持ち歩き用に増やすこと!!
最初は個人で楽しむ程度で済ませていたが、つい欲が出て余分に増やしたマイのぬいぐるみを転売(コピーしたぬいぐるみはオリジナルと分子レベルで全く同じなので、ある意味、転売と言える)していた、というのが真相であった。
本気になれば、地球はおろか宇宙も滅亡させかねない危険なメモリを、随分とスケールの小さいことに使用していたのは幸いであったが、それでも西城究は限定グッズを購入出来なかったファンの想いを踏みにじるような事はしてはならないと語るのであった。
こうして事件は幕を下ろしたかに思えたが‥
[ロイミュード088の陰謀]
インフィニティ・ドーパントには共犯者がいた。物体を自在に量産する能力と、「物欲」「収集欲」という感情に興味を持ったロイミュード088(バット型)が、インフィニティ・ドーパント変身者の姿と能力をコピーして、自身も物体を増殖させる特殊能力を会得し、マイのぬいぐるみの転売をそそのかしていたのである。
(なお、このロイミュード088は厳密には“本物”ではない。本物のロイミュード088はアイアンロイミュードの配下として、仮面ライダードライブ=泊進ノ介が初変身時に倒している。しかし、泊進ノ介が仮面ライダーになる少し前に、すでにインフィニティ・ドーパントの能力をコピーしていた088は、自分自身のコピーを生み出していた。088コピー体は、オリジナルの意思を受け継いでハートやブレンも知らないところで独自に暗躍していた)
インフィニティ・ドーパント変身者のコレクターとしての感情や心理を刺激することで自身の進化を目論んだ、ロイミュード088は、インフィニティ・ドーパントと融合進化を果たし、イミテーションロイミュードに変貌。
さらに、マイ・ふうとくんverのぬいぐるみを無限に増殖、久瑠間と風都の二大都市にぬいぐるみが溢れかえる!このままでは2つの街、やがては地球全体が増殖するマイ・ふうとくんverに飲み込まれてしまう!!
街の市民と地球の全人類を守るために仮面ライダーダブルと仮面ライダードライブは共闘、イミテーションロイミュードに立ち向かう。
[作品タイトル]だれがIの罪を数えたのか
まず、一言
概要欄がなげー!!
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます
もう、イラストより概要欄の依頼内容を考える方がメインになってきてます‥‥
仮面ライダーダブルと仮面ライダードライブのコラボ作品の怪人として、Iのイニシャルを持つインフィニティ・ドーパントと、I繋がりでイミテーションロイミュードを考えました。
時系列的には、仮面ライダードライブ中盤の時期のエピソード、という感じ。
イミテーションロイミュードは、無限(∞)のマークに似たナンバーを持つ088の進化態という設定です。088は、ドライブ本編では第一話で最初に(厳密には042に次ぐ2体目)倒された個体になりますが、ドーパントの力を利用して増えた模造品(イミテーション)になります。ドライブと同じくタイヤが巻き付いているデザインですが、8の字または∞マークのようにねじ曲がっています。8の字のタイヤでは車が走れる訳がないので、自動車の偽物とも言えます。
インフィニティ【無限の記憶】なんて、どう考えても最強っぽいので、テラーに似ているというイメージ‥というか、ほぼテラーそのままです。
しかし、流石にテラーっぽさが過ぎましたね。頭の∞を赤色とかで塗れば良かったかも‥‥。
インフィニティの∞マークと、イミテーションのタイヤの凸凹モールドは、実はテトリスがモチーフ。テトリスって無限に遊べるゲーム、っていうイメージがあって(笑)適当に描いてみたんですが、意外とタイヤの表面っぽくなってしっくり来ました。
ドーパントを考える時は、デザインとセットで「このドーパントならどんな事件を起こすか」という設定やストーリーも考えることにしていますが、今回は「転売」をテーマにしました。
テラーに近い力を使って転売をする、という導入から地球滅亡に関わるような大事件に繋がる‥っていう話、いかがでしょうか?
2024-12-16 14:25:57 +0000