今朝、プライムビデオでチャーチルの映画を観た。やっぱりシンプルに国の危機に対して決断力をもって立ち向かうリーダーの姿勢は惹かれるものがあるね。「We shall never surrender(私たちは決して降伏しない)!」
「トランプ支持はチャーチルの否定だ」みたいな論調の記事を読んだんだが、厳密には経済ナショナリズムの否定かな。ブッシュ元大統領がチャーチルを信奉していたことでチャーチル的な強硬さを否定することが、これからのアメリカには必要だ、って最初はそう解釈しちゃってね。
欧州連合を離脱したイギリスを称賛しているというトランプ氏の考えが、ルーズベルト元大統領と国際協力を推進したチャーチルの考えとは反対だってことを言いたいんだね。
ことリーダーシップにおいて当時、どうやってナチスに対抗するかという場面だったチャーチルと違って、ブッシュ元大統領は、9.11後の「テロとの戦い」。国際世論の支持が薄い中での「強い決断」だから、背景も時代も全然違うからね。
最初は記事に対して否定的な感情を抱いたが、注意して読み直したら決してチャーチルの否定ではなかったということ。
まあ、こんなつらつらと自分の気持ちを書いてしまったのは、単純に映画を観た後だから、チャーチルを「肯定」したいという気持ちが強かったからなのかな。
バイアスかかってるという自覚があるね。
悩み苦しみ、時に人に遠慮なく不満をぶちまける毀誉褒貶の激しい人だったかもしれないが、それをひっくるめて強烈な求心力を持っていた人ってこと。
2024-12-04 12:05:51 +0000