穏花「美術部へ応援に行ったの。バラの花の小道具を持ってモデルをしてほしいって」
詩音「――羊羹、食べる?」
穏花「ありがとう。途中で合流した杏那ちゃんが美術部の部長と意気投合して敷島公園のバラ園で写生しようっていう話になって。私と杏那ちゃん二人でポーズを取ったり、参考資料に写真まで撮られたりして、すっごく恥ずかしかった……」
詩音「――沼田の名物えだまメンチも食べる? 甘いものとしょっぱいもので無限に食べられるって」
穏花「沼田の妖精に危険な遊びを教えたのは誰!?」
詩音「ふふ。美術部の部長さんなら知ってたと思うけどバラの花言葉には色以外に本数にも象徴的な意味があって。一本なら一目惚れ、二本なら世界にはあなたと私二人だけ。三本なら愛の告白。小道具のバラは何本だった?」
穏花「……ヨーガを結び無音の至上者を観想せよ。恥ずかしくて言えない!」
イラストの背景は群馬県前橋市敷島公園のフリー写真を加工して使用しています
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応援してほしい子はいねが~
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2024-12-01 14:32:47 +0000