秋は失恋の季節でもあります。
まばゆく輝く夏も今は昔、落ち葉のようにかつて輝いた愛は地に落ち、泥に汚れるのでした。
娘は読まれもせずに返送されてきたラヴ・レタアに落涙しつつ、小声で歌うのでした。
「♫コノママーァ、シンデシマイタイ…♪」
「いやいやいや!俺ことカラスは死神の眷属だが、そんな若さで死にまくるのはさすがに認められん!
まだまだ若い身空じゃないか!明日があるさ!悩みの一つ二つは人生のスパイスだ!
明日というのは明るい日と書くのだ!お前さんにもイケてる彼氏が来るに違いない!
花に嵐のたとえもあるさ!サヨナラだけが…う、うおっほーん!!今のは忘れろ!
アカシアーの雨に打たれて、このままーあシンで…げ、げっふぉふぉーん!!」
「…あー、オヤジギャグの乱れうちで頭痛がしてきたわ。シヌ気力失せた。
松屋で「ごろごろチキンカレー」でもかっ食らって寝るわ。バカバカしい」」
そんなわけで、キミも思いのあまり自発的におくたばりになってはいけないぞ!!
必ず勝つ!そのファイトを忘れるな!
「どーでもいいけど、アンタつくづく昭和よねえ…」
「よ、余計な世話だッ!!…だが忘れるな!明日があるさ!!」
2024-11-26 08:14:33 +0000