キク組ユキ登場
サキ「はぁッはぁッはぁッ・・・」
ミカゲ「だ、大丈夫ですか?」
サキ「アイ先輩が・・・は、早く治療しないと・・・」
サキ「聖光治療ッ!」
バチバチバチッ!
ミカゲ「きゃッ」
サキ「き、効かないッ!どうして?」
謎の女「慌てるな・・・お前の反響霊陣の欠片が残っていて弾かれただけだ・・・」
謎の女「オン サラサラ バサラ ハツラカラ ウンパッタ」
謎の女「結界呪術で相殺した・・・今なら受け付けるだろう」
サキ「は、はいッ!聖光治療ッ!」
ボワン・・・
サキ「ああ・・・よかった・・・間に合いました」
ミカゲ「あ、ありがとうございます!あ、あなたは・・・」
サキ「あ、アナタはユキ様ッ!キク組のユキ様ですねッ!」
ユキ「ああ・・・お前は柿組のサキだな・・・そっちは・・・」
ミカゲ「あ、魔法戦士見習いのミカゲです。よろしくお願いします」
ユキ「ああ、君がミカゲか・・・噂には聞いてるよ」
サキ「ユキさんのおかげで助かりましたッ!ありがとうございますッ!でも、どうしてこっちに?」
ユキ「ああ、並行世界のこっち側がな、世界が消滅したんだよ。それでこっち側に召喚されたんだ」
サキ「消滅?ユキ様ほどの人が行ってそんな事が・・・」
ユキ「参々だったよ・・・」
ミカゲ「ユキ様は・・・有名人なんですか?」
サキ「そりゃもうッ!メグ様にも匹敵する魔法戦士ですよ」
サキ「呪禁道、陰陽道、密教呪術を使い分け、ゆらぎや物の怪を退治する最強の退魔師ですッ!」
ミカゲ「そうだったんですか・・・助けて頂きありがとうございます」
ユキ「礼を言われる事でもないさ、それに・・・その最強退魔師の呪禁道奥義の式鬼烈風陣が・・・あのメグ相手じゃ・・・」
ユキ「・・・ごらんの有様だよ」
サキ「す、すごかったですね・・・メグ様あんなに強かったんだ・・・」
ユキ「あれは・・・メグ一人の力じゃない・・・」
ミカゲ「どういう事ですか?」
ユキ「天性聖光体・・・いや人工聖光体か・・・メグの中に5人の融合者がいる・・・」
サキ「融合者?」
ユキ「力、速さ、緻密、知識、精神の能力を持った人間が融合してるんだ」
ユキ「融合する事によってメグの能力もそれぞれ飛躍的に・・・いや強制的に引き上げられてる」
ユキ「あの状態は長くは持たないだろう・・・その上・・・何度も融合されれば廃人にされてしまう・・・融合者共々な」
サキ「だからあの一撃で・・・アイ先輩でなかったら死んでましたね・・・」
ユキ「それもあるが・・・最後の最後でメグ本人がほんの少し軌道をズラし急所を外した・・・」
ミカゲ「という事はまだ・・・」
ユキ「そう、メグの意識は消えていない。メグの意識はまだ戦っているという事だ・・・」
2017年1月28日
2024-11-24 09:58:01 +0000