#21 小笠原長雄

Airtemis

石見国の温湯城を本拠地とする国人・石見小笠原氏の第14代当主。小笠原氏は、はじめ大内氏に従属し、後に尼子晴久、そして毛利元就と属することになります。銀山の有る地元領主として、その人生は左右されます。

商談中の博多の豪商に偶然発見された石見の鉱脈は、当時の最新技術で開発され、運営されていました。隣国・周防国の守護大名、大内氏は明国との貿易を日本の代表として唯一正式に行える権利を有していて、博多の商人と大内氏は、莫大の利益を上げていました。

銀山から産出される銀は、輸出品として利用されました。細川氏の堺と大内氏の博多は、日本の2大貿易港口でしたがこの時期には大内氏が正規の貿易を独占していたようです。

=== 天文7年(1538年)

尼子晴久が石見へと進軍し、石見銀山を取得した為、国人・小笠原氏は尼子氏の配下に入ることになりました。尼子家は宇龍浦を貿易拠点として経営していた様子があり、明国、朝鮮との貿易品の出土も見られます。

しかし、この後石見銀山を巡って尼子・大内氏によって行われる争奪戦に小笠原氏は巻き込まれることになります。大内氏は九州で大友氏と戦っている隙を狙われた格好となりましたが、全力を持って石見銀山を取り返しに来ます。

この頃は長雄の祖父、長隆が小笠原家12代当主です。

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2024-11-17 14:13:29 +0000