正位置/ 海辺に固定された3本の棒とともに自身の所有する船を見送る船主の姿が絵描かれる。天候良し。次の航海にもおそらく支障はなく必ずや明日の交易にもこの船は役立ってくれるだろう。波打ち際にすっと立つ男の心は未来への期待感で一杯だった。この船は希望へ向かっている・・・。波に浚われることなくしっかりと打ち付けられた3本の棒がそれを確信させてくれるのだ・・・。
逆位置/ しかし次第に天候が悪くなってきた。皆が船主に明日の出向は取りやめた方が良いと進言する。だがこの程度の空模様は大したことではない。船主には経験から、明日の航海が必ず上手くいくという見通しがあった。この船は希望へと向かっていく・・・。やはりこの局面が裏目に出ようとも波に浚われることなくしっかりと打ち付けられた3本の棒がそれを確信させてくれるのだ・・・。
2024-10-30 10:45:48 +0000