Xに投稿していたイラストです。
大原の寂光院近くの山の中には高倉天皇の中宮・建礼門院に仕えた女性達の供養塔があります。
その中で建礼門院右京大夫、大納言佐、治部卿局……
この3人は皆、平家の公達と親しい関係であったり、夫婦であったりした人々です。
特に建礼門院右京大夫は歌人であるとともに平資盛と恋愛関係にあり、後に彼と平家一門との日々を追憶するという形で「建礼門院右京大夫集」を著しています。
彼女の資盛との別れの悲しみや辛さの描写は、太平洋戦争の時に従軍という形で夫や恋人と引き離された女性達から強い共感を持たれ、彼女達の間でベストセラーとなったようです。
今の時代でも読まれるべき一冊ではないかと感じます。
2024-10-30 10:42:45 +0000