非人型妖怪(旧来型)にとっては最後の楽園でもある「魔境」東北地方。
豪雪で身動きを取れなくしたり、見ただけで即死するようなヤバめの怪異が跋扈しているため、
大妖怪らしい大妖怪がいなくなった現代ですら、指折りの現役退魔士達が多く派遣されている。
緋桜観緒が入り浸っている所謂ラスダン「龍脈の洞」も東北地方の奥地に存在する。
それらの出入りや旧来型の妖怪、各種霊障を管理しているのがアグリコである。
地域特性に合った強豪稲荷の派遣、旧来型の危険な妖怪への教育を進めており、
東北地方の人間に対する脅威度という意味では年々鳴りを潜めてきている。
特筆すべきは正一位の位階を得てから現在に至るまで神徳を維持し続けている点で、
伏見稲荷からは三顧の礼で日本三大狐に取り込もうとしてくるが、理由をつけて固辞している。
2024-10-18 21:00:03 +0000