薄霧（うすきり）※単話ゲストのファンアートです。
相棒season8第1話「カナリアの娘」より、高倉俊司を描きました。
本多篤人に対し、会うや否や手を取って「あなたのビッグ・ファンです！」と発言し、取り調べでは、余裕の笑顔を見せたり、突如として両腕の袖を捲り上げて、赤いカナリアを模したタトゥーを自信満々に披露していたあの高倉です！
幼なじみとともに篤人の娘・茉莉の狂言誘拐を仕組んで実行した、テロリスト予備軍のあの高倉です！
私は高倉のことがかなり好きなので、高倉について思うことを雑多に書いてみました（狂気の約2.700字）↓
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〈脇田との関係〉
・脇田が高倉を「シュンちゃん」って呼んでるの、大好き。やっぱり幼なじみなんだ……。
・筆者の推測ですが、おそらく脇田は神戸が言うところの「思想なき破壊者」なんですかね
（高倉はバリバリ思想があってテロ行為を計画しているけど、脇田には思想がない）。
脇田が篤人に「（過去にテロ行為を実行した時に）スカッとした？」って聞いてるのと、（物語に活きてないのに）神戸が「思想なき破壊」の話をするシーンがあるところから、そうなのかな～って思った。
→脇田への取り調べで、三浦さんが「大資産家の息子で、おまけに大学の助手の高倉をお前の方から言葉巧みに唆して巻き込んだ。違うか？」って聞いてたけど、むしろ逆なのかもしれない。
高倉が自身の思想を実現させるために、漠然と破壊衝動や社会への不信感を抱えていた脇田に声をかけた？
→これを三浦さんに聞かれた時に、脇田は三浦さんに頭突き（→！？）してるんですけど。
単純に取り調べに応じる気がないというだけではなくて、もし「自分とシュンちゃんのことが誤解されているのが気に障ったから」って理由で頭突きしてたら、グッとくるよな～。どうなんだろう。
→仮に脇田に思想がないのなら、「よくわかんないけど俺はシュンちゃんと一緒だったらやる」って思ってそうでグッとくるな（もちろん犯罪はやらないでほしいんだけど……）。
・今宮氏の死が報じられた直後、「何。どした？」って高倉に尋ねる脇田も、脇田が茉莉の（狂言）誘拐現場に帰ってきた時に「遅かったじゃない」って心配そうに言う高倉も、ちょっとやさしそうな感じですよね。
高倉は相当脇田がする仕事に対しても誇りを持ってるっぽいし（取り調べでの発言を参照）、この2人、お互いのことを好いてそうだし、相当な信頼関係があるんだろうな～～。
・この2人、S9最終回「亡霊」（篤人回）で暇課長に「テロリストかぶれの若い連中」って言われてる。良い。
〈高倉から篤人への思いについて〉
・タトゥーを入れるほど赤いカナリア（＆篤人）が好きなのに、テロ行為をしないのであればそんな篤人でさえも平気で脅迫できてしまうの、本当にヤバい人だな……と思いますね。
おそらく、篤人自身に興味がないわけではなくて、テロ行為に対する憧れの方が勝っている（そのためであれば篤人という人間への尊重は劣後する）んでしょうね。ヤバ……。
・篤人に「爆弾も作れないくせしてテロリストの真似事か」って言われたのがちょっと癪だったのか、聞かれる前に自分から「こう見えても僕、コンピューター関係は得意なんですよ。そこらへんのシステムに侵入することなんか、訳ありませんから」って言ってるの……、良いですよね。あっ気にしてるのかな……って感じがして。
・高倉の服装＆サングラスって、篤人を意識しているんでしょうか？ 結構似てますよね。
高倉って、篤人の私服の系統を知りえたんでしょうか？ ハッキングしたら写真が出てきたのか？（もしそれを見て服装を模倣してたら、かなり面白いかも）
→似てるけど断言できないよなぁ……。フォーマルスタイルをほんのちょっと崩しているあの服装は、単純に高倉っぽいな～と思うので……。
→高倉のインテリメガネ、大好きです。描いてみて思ったけど、よく見るとちょっと可愛いデザインな気がする。
顔に対して横長なフォルムがどことなく女性的だし、ちょっと目がレンズのど真ん中に来るよりもメガネが下がってるシーンがある。色も少しピンクゴールドっぽい？ 可愛いメガネ、最高。
〈その他〉
・高倉は、珍しく「腕っぷしの強いデータキャラ」ですよね。不良っぽさもなく、普通にインテリ（政治学者なので）＋お坊ちゃまで、腕力も強いキャラって珍しくないですか？ 私は他に知らない。
・高倉は、コンピューターに対する豊富な知識を使って、あの篤人にメールで送った雑コラ（茉莉の写真が首のところで切れて「死」の文字が表示されるアレ）を作ったんですか……。何してんすか！ 高倉先生！
・特命係＆捜一が現場に踏み込んできた時に、抵抗しないのが好き。あの時の苦い唾を飲んでそうな表情、良いですよね～。
・神戸尊と喋ってくれよ！！（筆者は神戸も好きなので）
神戸と同じ画角に映ってるの、映画館での一瞬（ここも映ってたか怪しい）と、高倉が神戸を肘打ちするシーンだけじゃないですか。
神戸！ 君が高倉を取り押さえてくれよ！ 取り調べてくれよ～！！
・とはいえ、取り調べシーンも面白くて好きです。
全然怯えてない・動じてない感じと、さわやかはにかみと、話の上手い感じ。うっかり信用しそうになるけど、信用してしまったらとんでもないことになりそうな、あの胡散臭い感じ。ああいう感じが好きです。
・高倉が公安部に連行されている時に、「刑事と違って、公安は拷問とかするんですか？」「ねえ――ねえ、どうなんです！」って珍しく怯んでるシーン、面白くて大好き。
→公安に凄まれた後、「まあ、いいですけどね。耐えてみせますよ、僕は！」って独りで言ってるのも、ズレてて好き。
取り調べに素直に従う気はないんだ……。
→このシーンがあるから、神戸みたく「痛いのが苦手」だったりするのかなと邪推をしたこともあるのですが、それはさすがにわからないか。
拷問は誰でも怖いか。高倉はタトゥーも入ってるし（でも高倉は、タトゥーを入れるのがすっごく痛くて苦手だったとしても、大好きな赤いカナリアを体に刻みこめるなら、その痛みを我慢できる……的な狂気を持ってますよね）。
・高倉って研究者なんだよな……。博士号も持ってるのかな。なのに無期懲役？ もったいね～～～。
→脇田も高倉も強盗殺人をやってるので、ま～無期懲役なんだろうな。ということは、30年経ってようやく仮釈放の可能性が（現実的に）出てくる（実際には30年じゃほとんど無理）って感じなのか。
→再登場……ないか。篤人の話も終わってるし。
高倉って、相棒における「篤人はもうテロ行為を辞めようとしているけど、昔の篤人の行為に影響を受けた次世代のテロリストが生まれつつある」っていう話の中で、その「次世代のテロリスト」として描かれているキャラなんですもんね。
再登場、ないか……（私は全然、うれしいですけどね）。
・それはそれとして、高倉も大学で授業をしてたんですかね。論文も書いてたんだろうな。
私は研究者としての高倉に思いを馳せたい。
研究テーマと思想に関係はあるのかな。どういう目的で院進したのかな……（研究を志したからか、モラトリアムを楽しむためか→お坊ちゃまなので後者もありえる）。
2024-10-16 13:18:29 +0000