「人生親像桃花枝,有時開花有時死,
花有開花再開期,人若死去無活時。」
ーー台湾三十年代の流行曲【桃花泣血記】より。
大まかに訳すと次のようになります:
「人生は桃の枝に似て、時に花開き、時に枯れる。
花は再び咲く時が来るが、人が一度逝けば、
戻ることは叶わない。」
エピソードアイギスをクリアしてて、どうしても彼女を描きたかった。
アイギスが「生きる」という問いに答えを見つけるという役割を与えられたのは、とても素晴らしいと思いました。
彼女はもともとシャドウを倒すために作られた非人間的な存在でありながら、ペルソナ3の中心にある存在論や死、意味の探求という哲学的な問いに自らの答えを見つけるという使命を与えられたことで、ゲーム中でも最も興味深いキャラクターの一人だと常々思っていました。
そして最終的に彼女はその答えを見つけました。人生は彼女の定められたデザインによって定義されるものではなく、絆や其々の選択、そして死という避けられない現実に直面しながらも、人間の複雑な経験を受け入れることによって生きる意味がある、という気づきを得たのです。
それによって彼女は“存在する”だけでなく、“生きる”ことができたのだとな思います。
2024-10-07 09:14:54 +0000