先輩にモデルになってもらって先輩の絵をたくさん描いた。画廊を借り、展示した。先輩はじっと自分が描かれた絵を不機嫌そうに見ていた。僕はその不機嫌そうな先輩を上機嫌でじっと見ていた。そんな21歳の思い出がある。そういう思い出は、20年も30年も経ったあと、急に描いてみたくなる。
2024-10-05 16:23:25 +0000