【ソバスピ】調味亀の系統・ソルトータス亜種

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背中に塩の結晶を背負った風変わりなリクガメ・ソルトータス(illust/121432071)には、甲羅の成分が大きく異なる近縁種が幾つも存在している。
砂糖やカレー粉、胡椒の粉末といった食用に適した種もいれば、周囲に悪影響を与えかねないほど危険な種、更には甲羅がバースストーンと化したため人間に乱獲されて絶滅した種など、非常に千差万別。
以下はその一例だが、大きさに関しては長寿な個体ほど非常に巨大化するため個体差が激しく、未記載としている。

名称:サトータス(左上)
背中の甲羅が甘~い砂糖の結晶で出来たカメ。
その香りや甘さ(旨さ)で多くの魔物を引き付けては病みつきにさせ、自身の護衛に利用している狡猾な生態をしている。
肉もほんのり甘味があり、甲羅から採れる砂糖は一つまみ入れるだけでも絶品料理になるほど極上の旨味を含むが、同時に中毒性も高いため使用には注意が必要。

名称:カレーガメ(右上)
芳ばしいカレー粉の甲羅を背負ったカメ。
乾燥した環境にとりわけ適応した種であり、砂漠や荒野の中で色が酷似したカレー粉の甲羅に隠れてしまうと発見は極めて困難。
甲羅から採れるカレー粉はどんな食材にも調和し、コヨテラやクロコワイラなど食用に不向きな魔物の肉の調理には必要不可欠。肉や骨もカレーの具材にピッタリな優秀食材だ。

名称:ゼラピン(左下)
甲羅に多量のゼラチン成分が含まれているカメ。
浸かった水を甲羅から分泌したゼラチンで瞬く間にゼリーやグミに変質させる能力を持ち、敵の足止めや餌の大量捕獲に使われる。
過去に一匹のゼラピンが水源一つををゼリーに変えて枯渇させた事件があり、それ以来、水を枯らす"危険生物"として多額の賞金を賭けられて駆除活動が行われている。

名称:ゲキカラガメ(右下)
甲羅が強烈な激辛成分の結晶で出来たカメ。
半径2~3m圏内にいるだけで目や鼻が痛くなるほどの辛みを放っており、いかなる生物を寄せ付けない。
『竜』ですら誤食したことであまりの辛さに酷く転げまわった果てに死んだように気絶したとされており、少量でも摂取するのは命に関わる程危険。一方のカメ自身もその辛さの影響であまり大きく成長できず、短命になっている。

【ソバスピ】(illust/120185586)

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2024-09-30 13:41:08 +0000