「餓獣」に続く短編集です!
今作は5作品入って大変お得です。
社会派、ミリタリー、戦記、ヒューマンストーリーと、僕の節操のなさが最大限詰め込まれています!
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イラスト/自作です
表題作「楽炎の獄」はこんな話です!
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「もう、誰も逃げられない」
内気な小学生だった赤羽根晴樹は、読書感想文を褒められたことを機に創作活動を始める。
しかし、初めて書き上げた作品はクラスメートに捨てられてしまった。
傷心の春樹は、神戸アニメーションの作品に慰められ、二度と誰にも見せないことを誓い創作を続ける。
中学生になった春樹は、オタクとしてクラスでひっそりと生きていたが、あるきっかけでクラスの不良に呼び出されて袋叩きにされ、不登校になる。通信制の高校に進学したものの、小説サイトに投稿して初めてついた感想が心ないものであり、春樹は心の平衡を失う。そんな春樹の心を救ったのは、やはり神戸アニメーションの作品だった。
高校を卒業し、春樹は精神科に通院するようになる。人生を賭けて長編を仕上げ、神戸アニメーションに直接原稿を持っていくが、まったく相手にされなかった。その日、春樹は神アニの作品の中に自分の小説が使われているのを発見する。春樹の中で、何かが生まれようとしていた。
京都アニメーション放火事件をモデルに、創作者の苦悩を描いた表題作「楽炎の獄」のほか、特攻隊員の人生を見つめ続けた「英霊の花嫁」、国際貢献でリビアに派遣された幹部自衛官の狂気を描く「砂漠のワンマン・アーミー」のふたつの中編と「めぐりくる冬」「父のルアー」のふたつのヒューマン・ストーリーを掲載。
2024-09-30 11:20:43 +0000