77年中3、ルーズリーフにつけペン&墨汁。
うお座のフォーマルハウト探索に向かう、亜光速宇宙船「タントラ」の
冷凍睡眠を挟み交代で当直に当たる、孤独な乗組員3人の
それぞれの過去の追憶の物語を、友人2人と各々が担当して描く合作企画。
■【1枚目】「「ファッション」のれんしう
色鉛筆で着色。
それまで軍服や宇宙服、背広姿しか描いた事が無かったが
物語的に過去の「日常」場面が登場する事になるため
初めて「お洋服」というモノを描く必要に迫られたので、れんしう(笑)
ずっと宇宙だの戦場だのSFだのが自分の「脳内の日常」だったから
“そうでない状況(日常生活)”を描く事は想定外だった………
………これが、78年末の「陸奥A子」との出会いによって
「“日常性”という名の衝撃」となるのであった(笑)
■【2枚目】「タントラ」ブリッジ(没稿)他
この頃発売された、クラークの「2001年宇宙の旅」小説版
(ハヤカワ文庫)の表紙画像の衝撃や
「スタジオぬえ」の影響が既に大きく出ていて
“松本メカ”からの脱却が進んでいる
下は惑星間巡航艦「エリアスⅢ」、モロに2001年の「ディスカバリー」号の
パクリである(笑)
遠くに見えるのは木星圏で遭難した客船「β-アランフェス」号
急遽「エリアスⅢ」で救助に向かった主人公がそこで見たのは
大学時代の知人2人の、死に瀕した姿だった………
2024-09-29 10:06:05 +0000