学術名 Chalcosoma chiron
大きいものでは体長が約13cmを超えるアジア最大のカブトムシ。インドネシアのジャワ島とスマトラ島,マレー半島からインドシナ半島にかけて生息している。三本の角が特徴で、英名は"Three Horned Beetle"と呼ばれる。カブトムシの中でも特に気性が荒く、闘争本能が非常に高いので同種は勿論、他種昆虫と激しく戦う。全身が武器の塊であり、六本の脚の鋭い爪,頭角とその真上の突起によるプレス機,そして胸部と腹部の隙間は鋭い刃物のようになっており、無闇に指を突っ込むと挟まれて出血を伴う怪我を負う恐れがある。
以前日本産カブトムシを落書きしてから急にカブトムシの仲間が描きたくなり、その中でも特に好きなコーカサスを描いてみました。三本の鋭い角が凄くかっこいいし、前翅の緑色の光沢が綺麗ですねぇ。ちなみに、このイラストはマレー半島の亜種であるマレーコーカサスを意識しております。本種はコーカサス種の中でも体格や角の湾曲のバランスが良く、体の赤味が強いそうです。
※タイトルの通り名は"世界最強虫王決定戦"の紹介より
2024-09-23 11:05:50 +0000