【DA】大乱闘!三つ巴防衛戦!!

堕魅闇666世

ハッピーデイズ海中組の侵攻illust/122600467
に合わせて
ペコヘッタillust/119259331
も参戦します!

ロブスター団の
マリンダ姐さんillust/122350653
アルくんillust/120526086
ノノンちゃんillust/120037311
との交戦中に、
メチャクッタ&マイウーillust/122073241
シララベルルillust/119619058
も参戦して・・・!



「イルカちゃんの相手ならあてにお任せっちゃね!」
ナイトレイとターバンシェル・ハンターを追い越して
『白イルカ』に踊りかかるオレンジの機影は、
ペコヘッタ・トッタドゥのウルスラグナ。
「フォングゥの飼い犬か。せいぜい弾除けになってくれよ」
冷徹にその背を見送るアルベルの眼下には、
アルフォンシーノが護衛するはずであったロブスター団首領、
マリンダの駆る大型PD、テンベロンの姿がある。

「今なら大物を狙うチャンスなんじゃない?
あの女を黙らせるには十分な戦果になるはずよ」
ヴィヴィアの言葉に頷いて潜航するナイトレイだが。
「おやおや。お客さんかい・・・だがあいにくとここはもう
アタシらのシマだ。悪い事は言わない、帰りな」
砲口を向け、威嚇するマリンダだが発砲しては来ない。

「───気をつけな、ありゃブラフだよ」
騙す側として豊富な経験を持つヴィヴィアは
即座にその意図を看破した。
「つまり───本命が別にいる」
含意を汲み取ったアルベルが、眼下の闇黒に目を凝らす。
そして見つけた。深淵から見つめ返す異形の機影を。

「かんノイイやつダ。シカシそこハモウ、めるめーざノまあイダ!!」
音もなく急浮上するドゥガル製巨大PD、
メルメーザが加速を乗せて高運動爆弾を射出する。
「噂のドゥガルの民とやらか。妙な武器を使う・・・!」
鋭く追尾する魚雷を振り切るべく加速するハンターとナイトレイ。
しかしその動きもまたノノンの計算のうちであった。

「カカッタナ!ひららじこうふくげきだん、きどう!!」
周辺の闇に紛れ展開されていた誘導機雷がハッピーデイズ隊を
包囲し、その生存領域を急激に絞っていく。
「何コレ!初見殺しもいいとこじゃない・・・!」
毒付くヴィヴィアを喰らうべく、本命の高速魚雷が迫るが。

無数の機雷に紛れ飛来した一機のウォーターファイターが
周囲にテルミットフレアを散布し、周囲の機雷と魚雷を
誘爆させて一掃する。
「しららべるる!ヤハリろぶすたーだんヲうらぎッタカ!!」
爆炎を抜けたスフェニスクスが、ステルスダイバー形態に
変形してメルメーザに向かい合う。

「伊勢海老団非絶対的正義。珊瑚軍勢敵対、
之即人類友好関係構築過程禍根発生」
「われラどぅがるノたみノそんざいヲ
かえりみナイれんちゅうナドしッタコトカ!
てヲさシのベテクレタろぶすたーだんニきょうりょく
スルノガわれわれノえらブベキみちダ!!」
それぞれの主張をぶつけ合うシララベルルとノノン、その背後に
展開したナイトレイとハンターがメルメーザを包囲する。

「畜生どもの行く末など、知ったことではないな」
「どっちも、アタシたちが都合よく利用するだけね!」
挟撃を図るその動きも、すでにスフェニスクスの
センサー網が捉えている。
「我悠久生命、他方、繁殖能力不備故孤独」
周囲を無数に走るスピンドルドローンがハッピーデイズ隊に
回避を強要し、バリアドローンが行手を塞ぐ。

「愛情営為人類繁殖行動、未知偉大叡智。
相互殺戮人類戦争行為、不許可的愚劣行為」
自らに友好を示してくれたロブスター団に報いたいという
ノノンの感情は、シララベルルがコーラルレギオンの
仲間たちに寄せる感情にも近しく、理解できぬものではない。

しかし。図らずもノノンの存在が、ロブスター団もまた
信義を寄せるに足る組織であることを証明している。
彼らに必要なのは、滅ぼしあうことではなく、
共存の道を探すことだと、シララベルルは結論を得た。

「コレハ、すふぇにすくすノぶそうジャナイ。せっちシタ
せんさーヲツカッテなかまノこうげきヲゆうどうシタノカ!?」
ノノン自身が以前利用した戦術が、今また我が身を救ったのか。
「そういうことだがや!おめぇら、つまらんケンカに
ウチのペコ坊を巻き込んでんじゃねぇぜよ!!」
通信網に割り込んだのは、トッタドゥ族の狩長メチャクッタ。
「ヘッタさん。今度こそ一緒に来ていただきますえ。
取り返しのつかへんことにならんうちにね」
そう告げるマイウーの乗機、ワルダはメチャクッタ機である
ヤンダの後尾に連結されている。

流体抵抗は一体分、推進力は二体分。
合体レストアウォッシュ、「ヤンダワルダ」の機動性は凄まじい。
「大型ウォッシュの機動性とパワーに、熟練操手の技量か。
厄介な奴もいたものだな・・・!!」
高速機動の運動エネルギーを乗せて繰り出すヒートシザースは、
標準的なPDならば触れるだけで粉砕してしまうだろう。

アルフォンシーノとの機動戦を妨害されたペコヘッタも
ヤンダワルダの突撃に対応せざるを得なくなる。
「じぃじにばぁば!?お料理勝負では納得してくれたやん!!」
・・・トレードポリスでの料理対決では、
軍配はチュンチュン工房チームに上がった。
メチャクッタとマイウーもその結果を受け入れ、Mermaidでの
修行を望むペコヘッタを尊重して、引き下がってくれたのだ。
「うちも料理人の端くれどす。あんさんがたのお料理、
不味かったなどとは口が裂けても言えまへん。
うちらの知らん味を教えてくれたことには感謝します」
「じゃが、ペコ坊が人殺しになっちまうのは見過ごせんがや!
戻ってこいとはもう言わん!
そんでも、ケンカの邪魔はさせてもらうぜよ!!」

再度反転し、突撃を図るヤンダワルダの目前で。
「邪魔はさせん。この作戦には俺の自由がかかっているのでな」
ナイトレイのサーベルが、ウルスラグナを貫く。
「なんぞ・・・味方じゃなかったんけ??」
予想外の一撃に狼狽えたペコヘッタを、
ハンターのスタンロッドが真っ直ぐに捉える。
「そ〜よ?だから、アタシたちの人質としてぇ、
せいぜい役に立ってちょうだいねぇ??」

救うべき孫娘を盾にされては、いかなトッタドゥの
狩長とても手の出しようがない。
「・・・こない品のないお人らと戦争をすることが、
あんたの望みか?答えなはれ、ヘッタさん!!」

問い質すマイウーに、ペコヘッタは答える言葉を持たなかった。

#ダイバーアクアリウム#DA【交流】#【DA】狙われたフロート・ポリス(海中ルート)

2024-09-21 13:37:19 +0000