まず初めに、その少し照れたような顔で差し出されたおみ足を始め、健康的なふくらはぎ、骨の形によって「生」を感じさせてくれる膝、思わず頬擦りして舐め回したくなるような魅惑のふともも、そして神秘的な鼠蹊部、ヒナちゃんの脚の全てをしっかりと「視覚」を使って全身全霊で眺め、脳に焼き付ける。次に、己の持てる限りの「嗅覚」を研ぎ澄まし、香りを楽しむ。嗅いだ瞬間鼻腔に流れ込んでくるのは汗と塩素の匂いが混じったspicyな香り……しかしそのspicyな香りの奥にもしっかりと、確かな「ヒナちゃん」が存在する。ヒナちゃんという存在の香りと言う事実を纏った「刺激」と、汗と塩素の匂いが混ざり独特な世界観を魅せてくれる「刺激」。この二つの「刺激」が混ざった時、そのおみ足は我々に"神秘"を見せてくれる。それをしっかりと鼻腔に染み込ませたのちにとうとうお待ちかね、口腔内の全細胞をフル動員させての「味覚」だ。ヒナちゃんの生まれ持ったその肌、その肌をヒナちゃんから溢れ出た汗と、香りを引き立たせる塩素によって完璧に熟成されたそのperfectな taste……それが口腔内に広がった瞬間見える"桃源郷"。そこが我々の産まれた場所であり終着点である。それを後悔の無いよう、産まれた意味を噛み締めるように味わう。ただ、そこで一番忘れてはならないのは、ヒナちゃんの反応である。ここまで真剣に足を舐められて、彼女はどういう反応をするだろうか?聞くまでも無い。「照れ」だ。そのあからめた頬と、視線を逸らしつつも、ちらちらとこちらを覗く瞳、困ったようにやわらかくハの字に曲がる眉、そして時々漏れる甘い声、吐息。それを認識した瞬間我々は、この世に生を授かった意味を。ここまでの人生の軌跡の輝きを。この世界の在るその理由を。ヒナちゃんを生み出してくださったこの世界の奇跡を。脳で、身体で、魂で、理解することになるだろう。
2024-09-21 11:05:18 +0000