源氏伝の世界観に和歌は合うなぁと思って描いてみた作品⸜(* ॑ ॑* )⸝
桜にちなんだ和歌を色々見ていたところ、在原業平の『世の中に~』を見つけ、その返歌に『散ればこそ~』が詠まれたと知り、この返歌が鞍馬と由乃ちゃんの生き様にピッタリだなと思い。
『世の中に~』は、世の中に桜というものがなければどんなに春という季節がのどかな氣持ちでいられただろうと言う訳で、これは男女間の事ともとらえられる。
対して返歌の『散ればこそ~』は、桜は散るからこそ素晴らしい、この世に不変や永遠などありはしないのだと言う訳。
永遠に近い刻を生きる鞍馬と対して瞬きの間で散ってしまう由乃ちゃんの生、二人の生き様を表しているような和歌だなと。
鞍馬がこの和歌を知っていたのは、幼少期に伊吹に連れられて訪れた人間界でたまたま和歌を詠んでいた在原業平に出逢った、この在原業平は伊吹の甘言で人生を狂わされた一人であった...と言うところまで考えたけど描けなかった...
2024-09-19 17:44:46 +0000