深夜の日付が変わる少し前・・・
一人の警備員が営業終了した商業ビルの警備をしていた
もうある程度は警備し終わったので、次のエリアを巡回し終われば帰れると思っていた
最期に巡回するエリアはレンタルビデオ店が集合している場所であった
その中でひときわ目立つ不気味なものがあった
それがVHSのビデオ店であった
VHSテープと言えばもうとっくの昔に生産終了している機材でそれらを売っている店舗はかなり限られているのが特徴であった
その珍しいVHSビデオデッキに一人の少女がいるのが見えた
「?・・・君、そんなところで何をしているの?」
「・・・」
だが少女から返信は無かった
何かがおかしかった
そう言えばこの少女を一度だけ見たことがあった
確かトリニティ総合学園の正義実現委員会の下江コハルっていう子だったな
そんな彼女が何故ここに?
「・・・」
「あの?・・・黙っているだけではわからないんだけど・・・・・・」
その子はVHSレンタルショップの近くにいてずっと離れなかった
するとその時だった
彼女・・・
下江コハル?がこっちの存在に気付いたのか首を振り向いた
だがやっぱり様子がおかしかった
その子のヘイローを見たことがある
淡いピンク色でどこか綺麗な色をしていたのが特徴的であったのを覚えている
だがその子のヘイローは赤色であった
しかも一部がやや変色しているのか黒色に染まっていた
コハル?「・・・」
「え?なんて・・・」
コハル?「rvgrbtvgrcfwhvdhvbaebvfiav・・・」
「ひ・・・」
彼女は何かをしゃべっているようであったがそれが何かが気づかなかった
コハル?「vergregagrbsgrbaeb・・・?」
「な、何を言って・・・」
その時だった
コハル?「sbaehdbvqebvuewvuwsnxcbうしwiucvbiadfsんsふぁんvsbdcdjんskvfscびsぢおcvわvcないjヴぁvばいえヴぉわvのwvnうぃvnvjoj!!!!!!???」
「ひぃぃ!?」
その子は完全に人の物とは思えない化け物のような口をしながら警備員の方に向かって行った
必死に逃げる警備員、だが彼女の方が足が速かったためにすぐ捕まってしまった
「ま、待ってくれ!?・・・俺はあんたに何もしていない・・・・・」
首を掴まれる
力が強く逃げられない
「た、頼む・・・俺は何も・・・・・・だから・・・・・・」
コハル?「nrsbfaevdsvawrgrばGbsfhhrdcoksviszvkSMKvdzfbさ・・・」
意識が混濁する中何とか彼女の顔だけは見えた
口はありえない程避けていて完全に食おうとしていた
「ひ・・・や、止め・・・・・・・」
その願いは虚しく彼女?首の骨を折られてしまい頭を食われてしまったのだ
喰われる寸前、彼女?の声だけ唯一聞こえた
「お ま え は し け い」
翌日のことだった
ビルのシャッターを開けようとした別の警備員が頭のない警備員の死体を発見した
すぐさま、ヴァルキューレ警察に通報し事が大きくなった
その件に関してはカンナも動くこととなった
そして捜査を進めるについでにあることが分かってしまったのだ
それはトリニティ総合学園の下江コハルの指紋が取れてしまったことだった
カンナはトリニティ総合学園にいき補習授業部の下江コハルを緊急逮捕した
コハル「ちょ・・・私、何もしてないわよ!!?」
カンナ「すまないがこれも捜査の一環だ・・・そしてあんたは最重要容疑者になったわけだ。話は署で聞くから大人しく連れていかれるんだな」
アズサ「そんな・・・なんとかならないものか?」
カンナ「残念ながら・・・現場にとあるものが見つかったので・・・・・・」
ハナコ「そ、そのとあるものって・・・?」
カンナ「・・・コハル氏の指紋です」
ヒフミ「・・・え?」
その夜、コハルの無実を証明するため死体が見つかったとされる例の商業ビルに向かったのであった・・・
コハル?「・・・」
コハル?「・・・L U C K Y D A Y」
コハル?「Azusa・・・Hihumi・・・Hanako」
コハル?「・・・ahahahahahahahahaha」
コハル?「・・・kill you」
コハル?「・・・death penalty」
※差別化の為、コハル?の名前は今後とも『コハル・VHS』と名付けておきます。
2024-09-16 10:48:32 +0000