光戦隊マスクマン第29話『友情の新必殺武器』
「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ……」
モモコが全速力で走っているはずなのに、背後から何かが迫ってくる。それに恐怖を抱かずには、いられない。
「……っ……」
走りながら振り向くと、やはり地を這うように迫り来る乳白色の瘴気。花や草木が次々と枯れていく。そしてその後方に地帝獣デスガドグラーに続き、イガムやアングラー兵たちもいる。モモコの必死に逃げ惑いに嗜虐的な感情を抱き、笑いながら歩き寄る。
まるで意志を持ったように、モモコに迫る地帝獣デスガドグラーの吐き出すデスガガス。
「くっ! このままでは……!」
しかし、逃げるだけでは状況は好転することはない。モモコは何か良い手を考えなければならないが、今は逃げるだけで精一杯だ。
「いやよっ!」
モモコの体力は限界に近づいていた。速度も遅く、足元ももつれ始める。
突き出した木の根――そこに脛を引っ掛ける。
「あっ!?」
驚いた時には、すでに手遅れだった。
砕けた膝は伸びることなく、身体は重力に引かれて押し倒される。
地面に打ち付けられた臀部に鈍い痛みが生じた。
「あぐぅ!」
モモコは倒れこんでしまった。
その際に、右肩を強打してしまう。身体が熱く火照り呼吸も乱れる。心臓は爆発しそうだ。足はガクガク震えて動けない。逃げなくてはいけないのに、身体が言うことを利いてくれない。
デスガガスは、そんなモモコを嘲笑うかのように迫り来る。
モモコは這ってでも逃げようとした。
だが、それすらもままならない。
「くっ……」
顔を上げると、すでに目前までに迫っていた。
死の眠りを誘う毒の霧は、モモコの顔を舐めるように接近する。モモコにできたのは、顔を背けるくらいだけだった――。
第29話の流れ
単独で出撃(illust/122356237)⇒触手捕縛(illust/122356511)⇒ピンクマスクに変身して危機を脱する⇒死のガスから逃亡(illust/122476878)⇒催淫毒ガス(illust/122510163)⇒脱衣触手責め(illust/122539178)⇒全裸触手責め(illust/122567612)⇒騎乗位触手責め(illust/122595670)⇒触手妊娠(illust/122624735)
2024-09-15 20:53:00 +0000