冷や汗が止まらない。何かが自分を追ってきている。その何かは検討がつかない。ただ一つわかることはそれが命に関わるものであることだ。路地裏に逃げ込みしばらく経つと気配が消えた。逃げ切れたと思い後ろを振り返るとそこには一人の女性がいた。女性の容姿からはただ美しいという感想しか出なかった。助けを求めようと近づいたが、距離は縮まらず気づいた時には空を見上げていた。
「残念だったな。地位も金もあっても運だけはなかったんだね」
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2024-09-15 16:10:53 +0000