配信完了、と。長時間椅子に座って凝り固まった体をほぐし、私は夜風にあたろうとベランダに出た。空は満天の星空で、時折流星が駆けてゆく。そう言えば朝のニュースでなんとか流星群がどうたらと報道していたような気もした。
流れ星に願いを三回、なんてロマンチストじゃない。だけど最近、どうにも不安になる事ばかりだ。血まみれの服で歩いていた女性、部屋で誰かに話しかけるお兄の独り言、そして見るからに一癖も二癖もありそうな女探偵・・・。
お兄の周りで何かが起きてる。それはふとした拍子に私たちの日常を壊してしまうような、そんな何か。関わってはいけない、何か。だけどお兄は、いつもそんな何かに『出会ってしまう』。そういう宿命を背負ってしまった人みたいだ。
だから、願わくば。お兄に悪い事が起きませんように。私は夜空を見上げて祈る。流星が一つ流れる度、大切な家族の無事をただ祈る。
「・・・心配かけないでよ、ばかお兄」
そっと呟いた言葉は、夜空に吸い込まれて消えていった。
※『AIピクターズ』サイト内で生成した作品です。AIピクターズ作品ページ→https://www.aipictors.com/works/455017/
2024-09-11 20:50:28 +0000