シミュラクラの幻惑 -幻の怪奇-

シミュラクラ現象をモチーフにした怪奇です。
ある物体を見ていて人の顔みたいに見えてくることはありませんか？それがシミュラクラ現象です。
この怪奇は思考に住み着き、顔を感じさせます。
害は無く、こちらをじっと見て《認識》されるのを待っている。
《認識》されることによって彼は成長を続ける……
『返事は無い。そこには形しかないから。』

《詳しく》
シミュラクラ現象とは、点や線が模様やデザインとして逆三角形に配置されているときにそれを顔であるかのように認識するという視覚現象の事であり、パレイドリア現象の一種とされています。
この現象に名前があったんですね。