23.アカマタ

えすけい

解説
出身:日本(沖縄県)
沖縄にはアカマタという赤と黒の斑模様をした無毒だが気の荒い蛇が生息しており、昔から沖縄では馴染みある生き物とされている。そんなアカマタは美女や美男子に化けて誘惑し、アカマタの子を妊娠させてしまうと言い伝えられ、時には殺しにくることもあるという。アカマタは尻尾と女性の尿を使って地面に文字を書くことで術を使うと言われる。そのためアカマタの対策として用を足した後は足で踏み消す、アカマタの出る場所で昼寝をしないなどの方法がある。また、術を掛けられてしまってもその文字を消してしまえば解けることも可能。昔、ある娘が妊娠してしまい、親が問いただすと毎夜来る少年と通じていたと話した。不安になった娘は少年に糸を付けた針を刺し、翌朝糸を頼りに捜すと大蛇の首に針が刺さっていたの見てしまった。悲観した娘は自殺しようとすると夢の中に漲水の神が現れ、蛇は恋角・恋玉の化身であると告げた。それを聞いた娘は自殺をするのを辞めたという話が伝わっている。沖縄には3月3日に「浜下り」という女性が穢れを払い健康を祈願する伝統行事があり、これはアカマタの子を身ごもってしまった娘が浜に下りて身を清め災厄を免れたという話から来ているとされている。

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2024-09-06 13:15:18 +0000