BGM チューリングラブ
女の子落書きしたくなったので
ユンタームアリーというコミックスから……
思い出しながら描いてみた。
たしか私プラハ行く前、ヨーロッパ風な物を読みたいなー、……と、あさってたらたどり着いた少女漫画。
ユンタームアリーというのは人の名前です。
本の内容自体はラブロマンスもの3作の短編集でそれぞれ別の女性ヒロインが主役のお話でした。
(舞台ヨーロッパなのに狂言回しが日本人のひと)
その中でもローエングリンのお話が好きで。
ヒロインの「わたし黒い髪のエルザ」
かなり印象に残ってまして、短編なのに読んだことのある少女漫画の主人公のなかでも、好き度トップクラスと思います。
(大好きだった岡野史佳さんのハッピートークのデイジーとは真逆の意味で)
★以下、
勝手に感想(のようなもの)語りです。どうも感想書くのが好きらしい…
しかし自分勝手に語るので、本を読んだ事が無いと意味わからないと思います…。
★★
エルザ、途中までネコ被っていたのか(?)おすましちゃんというか、不思議ちゃんというか
なんなんだこの子?………つかみどころが無いなと。
思っていたら、実は~~~!【ネタバレ言えないよ!】~~だったという……。
いやしかし、どうにも憎めない感じでした。
(ネコ被るというよりは、 素 で あの感じなのでは……)
他人のまつ毛をブチッて抜きとっちゃうしさ……。
しかも言い分が
「まつ毛長いのね……」
って。。。。。
このギャグ(?)は……( ゚∀゚)
このギャグはいったい…
しかもまつ毛をとられた被害者のほうは「欲しかったら事前に言いなさい、あげるから」
と、やさしく諭しているww
……事前に言ったらくれるもんなのか。(←そういう問題じゃない)
ボケとツッコミのようなんですがなんとも緩やかというか。
やられた側の優しさもあわさって息がぴったりなんですけど。
読んでいる時は、何なのこの不思議ちゃんは?
と思ったんだけど、
読み進んでいくと彼女、「テキトーなこと言ってんじゃねーよ##!!怒」の意味でその人のまつ毛を抜いたんだなと分かる……(それでも相当エキセントリックだと思うけど。)
好きな男に勝手なイメージ押し付けられてしまい、相手に「迷惑だわ!」と面と向かって言っちゃうところとか、
そのくせ「生かしておいて利用したほうがお得よ、女はね!」とかそーゆうところ、なんといいますか、ギャップが。。。
ここら辺の激重感情の彼女が好きです。
面白いところもある良い子なんです。
あんなとぼけた感じなのに幼いときにやることやってるし結構ハードだ…。
時代が時代なもんで、生きぬくのが大変でして…。
そこは白黒映画ウォータールー橋の「哀愁」みたいな感じでしょうかね。。。エルザはあそこまで貞淑じゃないけど。
マフィアから逃げるときも「ごめんなさい、私が綺麗だから目立っちゃったのね」
というその一言。さすが不思議ちゃん、ちょっとぬけてることを言ってくる、、、んだけど、多分本人は本気で言ってる。
そんなエルザとワケありヴァルターとの恋の行く末が、もうなんともいえない。
"貴方とならいいわ、二人ならいいわ"で、
ハッピーエンドがセオリーの「少女漫画」なのに、そうきたか……と思いつつも、
いや、そうなるだろうな……とも。
最後にお金持ちの青年が、二人を偲んでる感じがこれまた何ともいえません。
二人を知るのはもうその青年しか居ない、みたいな。
俺たちに明日はないみたいなノリなんだけど、
その彼の心の描写のおかげで切ないような悲しいような、
でも幸せなような。
淡く消えていく優しいラスト。
うーん、実家に本まだあったかなぁー。
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↑………と、それにしても感想を書いたつもりがほぼまつ毛の話という。
2024-09-04 07:27:55 +0000