物語の主人公の一人。持病を抱える先輩看護夫で、十が最も尊敬する春原辰雄をサポートする後輩だが、性格はなかなか、周りから「すっとこどっこい」と言われる。ナイチンゲールの大ファンで周りから引かれるほど。
注射がとても下手で、患者からも怖がられることで院内でも有名。先輩の辰雄はその正反対で、注射がとても上手く、刺されたことすら気が付かないほどで、院内でも有名で、みんな注射をする際は辰雄の注射を希望して指名するほど。十はかなり落ち込んでいる点。
実はこの十、辰雄と絹重夫妻の甥に当たる男の子であることが判明。幼い頃に、看護婦だった母(地縛霊看護婦・瀬戸内ツタキの長女)をペストで亡くし、父を戦争で亡くし、三人の姉とともに暮らしているため、患者や同じ境遇にある絹重や辰雄の心の痛みはよくわかる。実は心の優しい青年。
「それはMr.ナイチンゲール」三部作のうち、第一部目では、十はまだ学校を卒業したばかりの好奇心旺盛でオカルト大好きな変わり者の19歳。
昭和19年10月10日生まれのAB型
2024-09-02 03:01:24 +0000