【ソバスピ】潤い求めし枯渇海魔・スルーメン(+α)

bull.falcon
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名称:スルーメン
   (リトルアイランド・クラーケン乾燥変種)
全長:25m、触腕最長40m
元々リトルアイランド近海に棲息していた巨大イカ「リトルアイランド・クラーケン」が、『竜』の活動に巻き込まれて棲息海域を枯らされたり、内陸部に吹き飛ばされて迷い込んだ影響で変異した個体。
灼熱と乾燥の環境下を驚異的な生命力で生き延び、適応を試みた結果、身体中の水分が喪われ、全身が痩せこけてゲソや表皮が朽ち、まるで「生きたスルメ」のような姿と化してしまった。
身体は乾燥しきって柔軟性が失われているため普段は地中や洞窟に潜伏し、獲物が近づくと4本の触腕を地面から伸ばして襲いかかり、口のような吸盤で食らいついて獲物の体液などの水分を根こそぎ吸い尽くす。
この吸血鬼のような生態は水分で潤った本来の姿を取り戻そうとしての行動と推測され、十分に水分を確保すると短時間ながらも柔軟さをある程度取り戻し、更なる獲物や水場を求めて活発に活動するようになる。
乾燥しきった身体は水分が抜けて密度が高く凝縮されて硬質化してるため意外にも強度があり、ひび割れささくれた表皮はトゲや刃のように対象をズタズタに引っ掻く凶器と化しており、朽ちたような見た目に反して攻守ともに侮れない脅威となっている。また、体内に取り込んだ土砂を圧縮し、墨を吐くように発射することもある。
外見どおり食用としての価値が高く、肉は固いながらも旨味が極限まで濃縮されてるため噛む度に際限なく旨味があふれ出てくる。元が乾燥しているため保存食としても優れており、ゲソ一本でも獲る価値がある。

◎リトルアイランド・クラーケン(2枚目)
(和名:ヤマトアカエイカボウズ)
リトルアイランド近海に棲息する巨大なイカの魔獣。
竜のような4本の角と翼状のヒレ(エンペラ)、それらの付け根にある眼のような発光器官が特徴的であり、竜への擬態ではないかと推測される。
4本の触腕を含めた計12本のゲソであらゆるものに襲いかかって捕食し、海上を渡る船も沈めるほど凶暴。
ゲソ一本だけでも食材としてかなりの量と価値があり、時折丸ごと1体捕獲されると1年間食べるものには困らなくなる。また、体内からこれまで捕食してきたバースストーンなどが大量に見つかることもあり、財宝目当てで挑むものもいるとか……。

竜以外でデカくてヤバそうな(それでいて旨そうな)魔物を出したいと思い、「水資源が貴重な世界観にクラーケン(イカの魔物)がいたらどうなるか」と考えた魔物です!ついでに"リトルアイランド"の名称から海も残っているはずだからスルメ化する前の原種も描きました!
名前はまんま「スルメ+クラーケン」、原種の和名は日本版クラーケンの「赤えい」と「海坊主」の要素をプラス。

【ソバスピ】(illust/120185586)

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2024-08-25 09:51:40 +0000