歯が痛い

三夜月朔

 友達と一緒に念願のケーキバイキングに行った大谷亜麻理さん、食が進まないようです。
 友人が、心配して、
 「どうしたの、亜麻理?、いつも餓鬼のように食べるのに?」
と言った。
 「歯が痛い!」
 「えー、それじゃケーキ食べたら駄目じゃん」
 「お金払ったし、ようやくここ、これたし…」
 亜麻理さんはケーキを少し食べると、紅茶を飲んで、歯痛をだましだまししている。
 「美味しいのに、美味しくない~」
 「困ったねえ」
 友人はちょっと考えながらはたっと、顔上げて、
 「謎かけ出来た」
 「えー何?」
 「ケーキバイキングとかけて歯医者と解く、その心は?」
 「う~ん、わからない」
 「どちらも予約が必要」
 「面白くないし寒い、歯がもっとしみて痛くなった」
 「じゃあ、観念してお医者さん行こうか」
 友人は、行き掛かりで、亜麻理さんの歯医者に付き合う羽目となった。待ち時間が2時間でケーキバイキングの制限時間より1時間多くなった。
 (ケーキあと2個くらい食べてから言えばよかったかも)
 友人は、冷たいギャグを言うよりも、冷たいケーキを食べておけばよかったと後悔した。おわり
 
 
 
 

#girl with spectacles#sweet#viking#痛いの痛いの飛んでけ

2024-08-17 03:52:27 +0000